1: 2018/03/07(水) 04:18:39.69 ID:CAP_USER9
ヘビやゴキブリなどの生き物を見て怖いと思う「恐怖の記憶」を、怖い生き物の写真などを一切見せないで行う学習訓練で緩和させることに、関西文化学術研究都市の国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)などのグループが成功した。心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療に役立つ可能性があるという。米科学アカデミー紀要電子版に7日、掲載される。

グループは、ATRの千葉俊周研究員や米カリフォルニア州立大ロサンゼルス校など。

20~30代の男女30人で実験した。緩和学習をする1人を除く29人にヘビやゴキブリ、恐怖対象でないチョウなどを見せ、脳の活動状態が部位ごとに詳細に分かる装置「fMRI」で解析。恐怖の記憶によって引き起こされる活動パターンを生き物別に人工知能(AI)で推定した。

続いて、学習する1人がさまざまなことをヘビやゴキブリなどの写真を見ずに黙想し、緩和対象として選ばれた生き物(例えばヘビ)による脳活動パターンに近づくと目前の円が大きくなる「報酬」が得られる訓練を繰り返した。

実験は、恐怖記憶の緩和という目的も、ヘビか、ゴキブリか、どちらの生き物が対象かも伏せて行ったが、実験後に対象とした生き物について発汗など恐怖で引き起こる生理反応が軽減された。学習者の思い込みによる症状改善ではないことが証明されたという。

PTSDには恐怖対象を繰り返し見せて慣れさせる治療法がある。脳活動パターン解析も、最初に怖い写真を見せることがストレスとなる。グループの川人光男ATR脳情報通信総合研究所長は「不安障害の治療は苦痛が大きく、多くの患者が脱落してしまう。この手法を応用することで新しい治療法を提供できるかもしれない」としている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000001-kyt-sctch
 
201803


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