1: 2016/08/21(日) 06:26:20.26 ID:CAP_USER9
7月18日付南日本新聞に、「発達障害の夫、悩む妻」という記事が掲載された。
冒頭では、「夫が発達障害の一つである『自閉スペクトラム症』のためコミュニケーションが取れず、心身に不調を訴える妻が目立ち始めている」
「大人の発達障害は理解が進んでおらず、当事者が適切な助言を受けられる機会が少ないのが現状」と説明されている。

自閉スペクトラム症とは、従来の「アスペルガー症候群」や「自閉症」などが連続(スペクトラム)する症状として分類されたもので、「ASD」とも呼ばれる。
他者の気持ちなどの想像を苦手とし、思い込みがあることで理解のズレが発生しやすいのが主な特性だ。

同紙では、鹿児島県の夫婦の例を紹介。この妻は、自閉スペクトラム症の疑いがある夫と別居中で、「夫婦として育んだものは何もなかった」「夫婦の間にコミュニケーションが成立しないことに気付いた」と吐露。
夫に悩みを相談しても「決めつけ」の意見が返ってくるなど、当初は「言葉の行き違い」で済んでいたが、次第にドメスティック・バイオレンス(DV)に発展し、この夫婦が「事実上の家庭崩壊に至った」ことを伝えている。

都内在住の20代女性Aさんも、交際相手の男性が自閉スペクトラム症ではないかと疑っていると話してくれた。

「たとえば、私と彼の間でなんらかの認識が違う時、私は『そういうのもあるんだ』と受け入れることができる。
しかし、彼は自分の認識こそが正しいと言い張り、その場を微妙な空気にしてしまうことが多い。
また、私の気持ちを何度も噛み砕いて伝えても、彼にはなかなか響かなくて……見当外れな返事ばかりなんです」

●ストレスばかり

Aさんは、彼との結婚も視野に入れて交際をスタートさせていたというが、ついに体調に異変をきたすほどになってしまったという。

「付き合ってみて、今後についてはまだ悩んでいます。もし発達障害なら、本当に私が支えていけるのか……。
楽しいはずの恋愛も、最近はストレスばかり感じて体調も優れません」

南日本新聞によれば、鹿児島県内では2015年に臨床心理士・千石久美子さんが、女性支援のために「カサンドラの会」を発足させたとのこと。
千石さんは、「夫婦どちらが悪いという問題ではない。ただ、妻の『常識』は通用せず、分かり合えないことを理解しなければならない」
「周囲に分かってもらえず、適切なアドバイスがもらえないケースは少なくない」などとコメント。
また、「最終的には『工夫して生活を成り立たせる』か『付き合いきれないと離婚や別居をする』かの二択になる。
大変な選択だが、どちらなら引き受けられるかを一緒に考えていきたい」と、呼び掛けている。

発達障害者への理解を深めることも大事だが、支える側が鬱になることを防ぐための環境も重要といえよう。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160821-00010003-bjournal-soci
Business Journal 8月21日(日)6時1分配信

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